どうにか2020年も年末を迎え、ひとしおの感慨が
僕の胸にも去来しようとしています。
ふと、まだ自分が学生だった頃に
「リトルブッダ」という映画を
元旦の午前2時から未明にかけて観たことを、
なぜかなつかしく思い出しました。
「ガンジス川の夜明け」
作品のテーマは「輪廻転生」であり、
それはそれで不可思議な感銘を受けたんだけど
それよりも若きキアヌ・リーヴス演じる
シッダールタ王子にとにかく魅せられました。
かように何ひとつ不自由なく
あらゆるものが手に入る境遇にありながら
やがてシッダールタは、世の矛盾に気づき
絶対的な王位も、安住の家族をも捨て、
貧困と嵐吹きすさぶ、城の外へ出て行くのです。
シッダールタを演じたキアヌ・リーヴスもまた
青年から大人への脱皮をはかろうとしていた頃です。
映画の中のシッダールタもそうでしたが
聖人、大スターという以前に
彼は独りの悩める青年だったと思います。
以前読んだヘルマン・ヘッセの「シッダールタ」も
まるで青春文学のように
葛藤の中でもがき続ける青年像が印象的でした。
すべてを捨て去り、無に帰してまで
開かれる悟りとは、いかなるものなのだろう?
僕にはこの年になっても
とても悟りなんて開けそうもありません。
あるのは煩悩のみです…
この期に及んでも、結局は美しい男の肉体に
吸い寄せられてしまう
お釈迦さまも、あきれていることでしょう。
けれどやはり若きシッダールタ王子の覚醒までの
青春像が本当に美しくて…
もしよかったら僕と一緒に悟りを、
いや、煩悩に溺れてみませんか…
合わせて読みたい過去記事はこちら
僕の胸にも去来しようとしています。
ふと、まだ自分が学生だった頃に
「リトルブッダ」という映画を
元旦の午前2時から未明にかけて観たことを、
なぜかなつかしく思い出しました。
「ガンジス川の夜明け」
作品のテーマは「輪廻転生」であり、
それはそれで不可思議な感銘を受けたんだけど
それよりも若きキアヌ・リーヴス演じる
シッダールタ王子にとにかく魅せられました。
かように何ひとつ不自由なく
あらゆるものが手に入る境遇にありながら
やがてシッダールタは、世の矛盾に気づき
絶対的な王位も、安住の家族をも捨て、
貧困と嵐吹きすさぶ、城の外へ出て行くのです。
シッダールタを演じたキアヌ・リーヴスもまた
青年から大人への脱皮をはかろうとしていた頃です。
映画の中のシッダールタもそうでしたが
聖人、大スターという以前に
彼は独りの悩める青年だったと思います。
以前読んだヘルマン・ヘッセの「シッダールタ」も
まるで青春文学のように
葛藤の中でもがき続ける青年像が印象的でした。
すべてを捨て去り、無に帰してまで
開かれる悟りとは、いかなるものなのだろう?
僕にはこの年になっても
とても悟りなんて開けそうもありません。
あるのは煩悩のみです…
この期に及んでも、結局は美しい男の肉体に
吸い寄せられてしまう
お釈迦さまも、あきれていることでしょう。
けれどやはり若きシッダールタ王子の覚醒までの
青春像が本当に美しくて…
もしよかったら僕と一緒に悟りを、
いや、煩悩に溺れてみませんか…
合わせて読みたい過去記事はこちら