この記事は、かつて紛争地帯に足を踏み入れたことで
過激派組織の人質となり命を落とした、
Gさんを述懐して書かれたものです。
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 オレだってそうでした。
けっこう今まで危険な綱渡りをしてきたし、
いつか自分もロシアンルーレットのように
罰が当たるんだろーな、とは思ってました。
けれど本当に自分が絶体絶命の窮地に陥ることが
どうしても想像できなかったから、
まあその時は、なるようになるだろうと
運命に任せるお気楽さもあったと思うのです。
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それで人は誰でも、つい危険を冒してしまう。
自分の求めること、夢中なことのために
その代償として、身の安全や信頼が
損なわれる結果となったとしても
さらに自分の過ちが、社会的な制裁を
受ける結果となったとしても
人はいつだって、自分の夢や欲望を
純粋に命がけで求めてしまうものなのです。
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それは人間の弱さであり、強さでもあり
人の罪悪であり、人間の根源でもあります。
だから今回の一連の世界の運命の中で
オレもあなたと同じ道を選んだかも知れません。
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人はそれぞれ自分の人生を決める自由意志があって
そのために我が身の危険ばかりか
多くの犠牲や迷惑を、
どこかで誰かに負わせてしまうことを
決して許しているわけではないけれど
どうかひたむきに自分の生き方を求めただけの
あなたの、せめて命だけはのこしてほしかった。
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こんなことで、あなたの命が奪われるなんて
あまりに殺生というほかありません。
この世に神のご加護があるのならば、
どうかあなたの安らかな魂の休息を
今も願ってやみません。
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…かつて書いたこの記事が、今の現実と
どこか通ずるところがあるように
歴史も繰り返されていくのでしょうか…
あの頃なつかしく思い出して聴いていた歌が
今のこの時代を予言していたのではないかと
ふと思ってしまいました。



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