ソラリスの島

生き物であり、人であり、男であり、 ゲイであり、◯◯である、 僕のささやかなエッセイです。 どこからでもお読みいただけたら幸いです。

ミュージカル・映画音楽

ジーザスクライスト・スーパースター

今夜はクリスマス・イヴということで
きっと皆様もロマンティックな夜を
お過ごしのことと思います。
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けれども中には僕のようにクリぼっちしてる
ロンリーな方もいるかと思いまして
ちょっとしたXマスプレゼントを用意したよ(^^ゞ
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変態じゃないよ、いろいろいるんだって。
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一応今宵は「性夜」ではなく「聖夜」ですんで
ここからは、ちょっとだけ真面目にそれらしい話題を
進めていくことにいたしましょう。
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クリスマスはご存知のようにイエスキリストの生誕を
祝う行事ですよね。
自分も子どもの頃からキリストさんとは結構おつきあいが
あって、聖書を読み、教会に行き、聖歌を歌ってきたのに
ついにクリスチャンには、なれませんでした。
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なんか十字架にかけられたキリストさんを
まっとうに見ることができなくて…
きっと僕はおそろしく罪深いんだと思います。
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そんな僕でも共鳴したのはロックミュージカル
「ジーザスクライスト・スーパースター」
20年ぐらい前に劇団四季で観ました。
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キリストを1人の悩める若者として
現代によみがえらせます。
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神ではなく人の子として
僕らと同じように苦悩し、自暴自棄にもなり
理想と信仰だけでは食っていかれぬ愚痴をも
さらけ出す人間として…
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もしかしたらキリストさんって
僕らと同じような生きるつらさを
抱えていてくれたのかも知れないな…
そんなキリストさんの心中の悲しみを絶唱した
「ゲッセマネ」を海宝直人さん(33)に歌ってもらった
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※破壊力のある?歌いっぷりですので
 ボリュームの上げ過ぎにご注意ください。

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素直に「よみがえって再び、幸福な時代に
平和な地で、幸せに生きてほしいな」って思えた。
そのミュージカルのフィナーレでは
すべての登場人物がステージ上に勢ぞろいし
「ジーザスクライスト・スーパースター」の
大合唱で幕を閉じるんだけど
ふと気がつくと、いつの間にか
主役のキリストさんだけが姿を消し
二度と現れることはなかったのです…

ちょっと時代は古いのですが
ここはあえて原作となった1973年の映画
「ジーザスクライスト・スーパースター」より
クライマックスのシーンをお送りします。
この映画では、キリストが白人、ユダが黒人
マグダラのマリアがアジア系と、当時としては
前衛的で多様なアーティストを採用しています。
その裏切り者であり、真にイエスを愛したユダの
「イエスよ、あなたは何者だ?」という問いが
答えの帰らぬまま、永遠に胸に突き刺さります。

少しはXmasらしい聖夜になったでしょうか…

あと、余談ですが、途中登場したキリスト役の
海宝直人さんは、こんな姿でもよく知られています。
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そうかぁ、ジーザスクライストも輪廻転生して
ライオンキングになったのか
さすがはスーパースターだなと締めくくろうとする
誠におめでたい僕ですが、
どうぞ来年もよろしくお願いします。

合わせて年末に会っておきたい東の聖人はこちら





すべての山に登れ【LGBT版?】

最近久しく、音楽ネタをやっていなかったことを
ふと思い出しました。
と言うか、コロナ禍になって以来
音楽そのものが封印されてしまったかのように
演奏も視聴も制限がかけられました。
けれど、やはり音楽は、私たちの生活に
なくてはならないもののような気がします。
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今日は皆さんに、ある音楽を紹介できたらと思います。
曲は不朽のミュージカルの名曲「すべての山に登れ」ですが
今回は独特なオリジナルアレンジでお聴きください。

僕がこの動画を初めて視聴した時
なぜかこれはLGBTの応援歌のように感じたのですが
それぞれのシンガーのもっている雰囲気が
レズビアン、ゲイ、そしてトランスジェンダーのように
見えてしまうんです。
それって僕だけが色眼鏡で見てるからなの?
どうか視聴して、あなたもお試しいただけませんか。
よろしくお願いします。
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さてもう一つ、今度は同じ曲を男声デュオでお聴きください。
こちらも、僕の目には、
やはりゲイカップルに見えてしまうんですけど(^^ゞ


「すべての山に登れ」日本語訳

すべての山に登りなさい
高きも低きも、さがし求め
知りうるすべての横道も
すべての小道を通って

すべての山に登りなさい
すべての川を越えて
すべての「虹」を追いかけて
あなたの夢をつかむまで

夢を手にするまでに
あなたの愛をすべて与えなさい
あなたの人生一日一日を
生きてる限りずっと…
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「すべての山に登れ」原曲はこちらから









11.11は何の日?

11月11日は「ポッキーの日」ばかりじゃない。
知る人ぞ知る「キャッツの日」なんだって。
何でも1983年11月11日が日本初公演だったらしい。
ミュージカル「キャッツ」は何度か鑑賞したけど、
ストーリーがイマイチわかりにくいので
ちょっとだけおさらいしておくね。
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ことの始まりは年に一度の猫たちのお祭りで
「ジェリクル・キャッツ」と呼ばれる
天上の国(天国?)へ行ける
ただ一匹の幸運な猫が選ばれる。
そこには美貌や才能、財力や大冒険を持ち合わせた
数多の猫たちが、我こそは1番、と競い合う。

そんな中にたった一匹、絢爛豪華な舞台には
およそ似つかわしくない、みすぼらしい猫が登場する。
彼女の名は「グリザベラ」その肩書きも「娼婦猫」
身も心もボロボロな薄汚いこの猫に
仲間からさえも嘲笑と軽蔑の視線が飛んでくる。
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その中で彼女は、かつては自分が若く美しく、
愛された日々のことを思い出し、切々と歌い上げる。
それが「キャッツ」の中ではよく知られた
スタンダードナンバー「メモリー」だ。
そしてその夜、お祭りのクライマックスで
「ジェリクル・キャッツ」に選ばれ
月光のスポットライトを浴びたのは
まさにこの「娼婦猫・グリザベラ」だったのである。
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なぜ、彼女が天国行きの切符を手にしたか。
実は彼女が我が身を捧げながら多くの者たちに
与え続けてきたものこそ
孤独な者たちの「救い」だったのである。
そうと考えれば、間違いなく彼女こそが
天国に一番近い所にいたことになる。

何を隠そうこの僕もこれまでお世話になった
数多くの男たちがいる。
彼らのもたらした「救い」にはいつか何らかの形で
お礼がしたいと、感謝してやまないのだが
彼らとは、この先もう二度と会うことはないだろう。
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僕の出会った人たちに会いたいなら、こちら


ところで11月11日は
名優レオナルド・ディカプリオの誕生日でもある。
若き日のレオを見ると
頽廃した空気の中にどこか気高い雰囲気のある
あの頃出会った男たちを思い出す…
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若き日のディカプリオに会いたいなら、こちら

ミュージカル「オペラ座の怪人」の曲を聴きたいなら、こちら

「レ・ミゼラブル」はこちら



















新たなる旅立ち

僕の生きる世界は、およそ1年ごとにリセットされ
今日からは、ふたたびゼロからの出発となります。
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このけじめのつけ方が、毎年のことなんだけど、
今も切なくて、後ろ髪を引かれてしまいそうです…
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ですが、ここはひとつ勇気とやる気を出して
今日から始まる未来に立ち向かっていこうと思います。
今回は景気づけのこの曲を
一つの終わりと新たなる旅立ちのテーマとして贈ります。

今度はどんな出会いと旅が待っているのか、
楽しみに思いながら次なる一歩を踏み出します。
あなたとともに…
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おかげさまをもちまして、これまで滞りなく
毎日更新してきた「美しき者よ…」ですが、
ここでいったん、おいとましたいと思います。
次に会えるのは、平成の次の時代になろうかと
思いますが、どうぞ皆様お元気で…

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目覚めよと呼ぶ声聞こえ

夜明け前のことだった

僕の体の奥深くで何かが
くすぶり噴出しようとしていた
どこかで誰かが呼んでいるらしい
やがてそれが奔流となり
火芯に向かって、さかのぼり始めた…
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僕はいても立てもいられず
首筋から胸板、腹筋へと指先を伸ばし
気高く屹立した塔を登り詰める
無垢な精神を解き放とうと思った…
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目覚めるということは
内面に降り積もっていたものが
外界へと向かい 
何かをめがけて働きかけていくもの
だが、その行く先は
果たしてどのような現実なのか
夢から覚めたら、
生き地獄だったということもあるよな…
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けれど夢は破れてこそ、人は目覚め、
地獄の今を生きられるのだ
「レ・ミゼラブル」より「夢破れて」

…というわけで再び目覚めたけど…
ちなみに今日2月12日は、僕が4年前ここに
初めてブログを投稿した日でした。
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この先しばらくネタのあるうちは、
更新しようと思います。
とりあえず徒然草と同じ243段までは
記事を書き続けられたらいいかな…

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戦う者の歌が聞こえるか

「レ・ミゼラブル」より“民衆の歌”

戦う者の歌が聞こえるか

鼓動があのドラムと響き合えば

新たに熱い命が始まる

明日が来た時 そうさ明日が

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列に入れよ  我らの味方に

砦の向こうに世界がある

戦え それが自由の道

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みな聞こえるか ドラムの響きが

彼ら夢見た 明日が来るよ

ああ 明日は…

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どこかで聞き覚えのある歌だと思ったら、

こんなCMに使われていました。

今日も走り続ける 誰だってランナーだ

時計は止められない 
時間は一方向にしか流れない

後戻りできない マラソンコースだ

ライバルと競い合いながら 
時の流れという一本道を

僕らは走り続ける
より速く 一歩でも前に 
その先に未来があると信じて

必ずゴールはあると信じて

人生はマラソンだ

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でも 本当にそうか?人生はそういうものか?

ちがう! 人生はマラソンじゃない!

誰が決めたコースなんだよ? 
誰が決めたゴールなんだよ?

どこを走ったっていい 
どこへ向かったっていい

自分だけの道があるんだ
自分だけの道? そんなもんあるのか?

わからない 僕らがまだ出会っていない世界は

とてつもなく広い
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そうだ 踏み出すんだ

悩んで 悩んで 最後まで走りぬくんだ

失敗してもいい 寄り道してもいい

誰かと比べなくていい

道は一つじゃない ゴールは一つじゃない

それは 人間の数だけあるんだ

すべての人生が すばらしい…
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同じく「レ・ミゼラブル」から
「夢やぶれて」はこちら

















闇の中の灯

ふと昔見たチャップリンのサイレント映画
「街の灯」を思い出しました。
一人の花売りの盲目の少女がいて、
たまたま通りかかったチャップリンが
彼女に生きる希望を与えようと奮闘します。
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ついには彼は我が身をし滅ぼし、
それと引き換えに少女の目の手術代を調達します。
ところが少女の方は、自分を助けてくれた男は
大金持ちの紳士に違いないと勝手に思い込んでいる。
ついに少女は目が見えるようになるのですが、
そこにみすぼらしい一人の男が通りかかります。
男は知らぬふりで通り過ぎようとしたのですが
少女はこの哀れな男に施しの花を手渡します。
男の手に触れた瞬間、少女はすべてを悟りました。
「…あなた…でしたの…」 その発した言葉の戸惑い…
少女の瞳が何とも言えぬ悲哀の色に満ちていきます。
その後再び、少女の瞳は慈しみの色を取り戻し、
やがてフェイドアウトするのですが、
あの戸惑いの瞳と言葉が今も胸に突き刺さります。
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もしも君の目が開き、僕の真実の姿を見たなら、
君もそのようなまなざしを浮かべるのでしょうか。
もしくは僕の目が開き、君の真実の姿を見たなら 
僕は変わらぬ思いで、君を見続けられるでしょうか?
「…あなた…でしたか…」 
そう割り切れれば、それもよいのですが…

今はブロガー同士、互いに眼をつぶりましょうか…
ともに相手の本当の姿は、わからないというのも、
もしかしたらステキなめぐりあいかも知れません。
あたかも暗闇の街にともる、その灯の微かな明るさが
今の僕の救いとなる、君の存在なのかも知れません…
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それでは盲目の歌手、アンドレア・ボチェッリ
の歌う「夜の調べの中で」を
「見えないあなた」に贈ります。
どうか安らかな眠りを…

※ちなみにこの動画は2007年ロンドンで開催された
 ダイアナ妃追悼コンサートで、
 若き二王子も観客席にいるのが見つけられます。

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幾山河越え去りゆかば

2018年も最後の一日となりました。

残された時間もわずかとなり

最後まであたふたと、走り回っています…


今年もまた数多くのステキな男たちと出会い、
時には癒され、時には励まされ

ここまでやってきました。
せめてその跡形を残しておこうと思います。
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これで終わりというわけではありません。

むしろここから本当の、
あなたと僕との長い旅路が始まります。

どこまでも一緒に歩いていきましょうね。
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「幾山河 越え去りゆかば 

寂しさの 果てなむ国ぞ 今日も旅ゆく」 
(若山 牧水)

いつかまた「ブログ心中」するかもですが、
来年も生きてたら、よろしくお願いいたします。
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Somewhere

時空航海する者が好きなことの一つに
音楽鑑賞があります。
特に前世で聴いていた音楽を
何度も繰り返し聴いている人が多いです。
きっと音楽とともに、
なつかしい思い出がよみがえるからかな…

僕が好きな音楽の一つを紹介します。
古式ゆかしいナンバーなんですが
ミュージカル「West Side Story」より
「Somewhere」
劇中では、死を前にした青年男子の絶唱ですが、
なぜかこのメロディーを僕は、いまだに口ずさんでいます。
どこかに、きっとある
僕たちのための場所が
きっとどこかで、僕らを待っている
安らぎと静けさと、そして自由が
いつかきっと来る
僕たちのための時が
ともに過ごし、互いを見つめ、互いを気遣う
そんな時が、いつか、どこかで
新しい生き方が見つかる
ゆるし合う道が見つかる
きっと、どこかで…
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舟人の紹介

ラシン

初めまして。ラシンです。
ほぼ「裸身」ですが
ここを「羅針盤」として
進んでいく方向を
模索したいと思います

漂着した方の人数
  • 累計:

上陸記念にスタンプを
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