自分の愛読していたブログのブロガーさんが
また1人、この世界を去っていきました。
お亡くなりになったという意味ではありません。
もう2度とブログを書くことはないだろう、
今回が最終回です、そう宣言して…。
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しかし、今回のブロガーさんの引き際には
いささか参りました。

その方を仮に「オセロ君」と呼びますね。
オセロ君はブログで自分の過去に決着を
つけたいがために、自叙伝を書いていました。
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けれどもオセロ君の歩んだ道のりは
世にも数奇な半生でした。
オセロ君は自らの身体をもって
多くの男たちに奉仕を続けた挙句に
次第にすべての生きる欲望が消失し、
現在に堕ちていくのです。
オセロ君に残された気力は、もはや
自伝を書くことしかありませんでした。
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オセロ君がボーイ目線を通して描いた
数々の男たちとの悲喜こもごものふれ合いは
独特のペーソスとウイットとが入り混じった
温かい霧に包まれていました。
それらをすべて吞み込みながら、
自身の生と性について苦悩し、思索し、
悟っていったオセロ君の生き様に
思わず誰もが、彼の内面にまで引きこまれました。
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けれどもその内容の魅力以上に
オセロ君のブログが比類なきものだったのは
彼がすべてのメッセージ、コメント、拍手、いいね等の
称賛を一切受け取らなかったことです。
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受け取ってしまえば、自分の空虚な心が
そこで満たされてしまい
それ以上書けなくなってしまうから、
という理由で…。
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アクセス数も人気ランキングも、一切お構いなく
ただただ自分自身に向かって、
犯してきた罪を懺悔しているかのように、
過去の自分の遍歴をさらけ出しながら
今の自分に向かって一歩ずつ近づいていくだけ…
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普通なら他人の悲痛な自叙伝など
誰も興味持たないし、スルーされちゃうでしょう。
…とオセロ君自身も述べているのですが…。
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にもかかわらず、いつしか読者数は日増しに増えていき
彼は昇りつめるところまで昇り
ブログランキングの頂点に立ったのでした。
そして、そのブログは、彼の現在に至ったその瞬間に
予め寿命が定められていたかのように
昇天していったのです…
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オセロ君の生きた記録は
その後も見ず知らずの読者たちによって
これからも掘り返されていくでしょう。(※)
そのたびに、オセロ君は、今も僕たちに
問い続けて来るのです。
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あなたはいったい、ブログで
ここに何をのこしたいのですか?と…。
それはこう言い換えてもいいでしょう。
私たちはいったい、何を目的として
これから生きていくのでしょうか?
とと
僕にその答えが見つからないうちは
もうしばらく、ブログを続けてみようと
思います。
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※残念ながら2021年現在
 オセロ君のブログは完全に抹消されており
 二度と閲覧することができなってしまいました。
 今もどこかで、オセロ君が
 自分らしく生きていてくれることを
 切に願っています。
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代わりに読みたいかどうかわからないけど、
こちらのブログもそのラストは衝撃的ですんで
よかったらこれで、亡きブロガーさんたちのご冥福を
お祈りください。