今時の男優で清純なイメージを保ち続けている
と言ったら、まず松坂桃李さんが挙げられる
のではないでしょうか。
その松坂桃李さんの爽やかなイメージを覆すような
激しい性描写で圧倒した映画
「娼年」を覚えてますか。
以前この衝撃作を、勇気を出して
男一人で観てきました。
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無論ゲイには、男女の絡みは拒絶反応が出るので
松坂さんだけを視界にいれるようにはしましたが
けっこうぐいぐいとイカせてもらいました。
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結論から言うと…実は何とも哀しい物語でした。
まずは松坂桃李さん演じる領(リョウ)は
女とのセックスに何の悦びも意味も見いだせない
一人の不登校大学生として登場するのです。
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彼をそうさせてしまったのは、リョウが10歳の頃に
彼をおいて家を出ていったきり
二度と戻らなかったお母さんの幻影が
今もうつろな心の奥底に残っているからなのです。
だから彼は交わっていく年上の女性の中に、
どこか母性を追い求めていく
「少年」の純真さが表れてしまう。
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実は作品のクライマックスで、
リョウのお母さんがなぜ彼を置いて
家を出ていってしまったかが明かされますが、
そこがいっとう悲しいオチです。
リョウの気づかぬうちに、
彼はお母さんと同じ生き方を選択していたのでした。
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もう一つの哀しいエピソードは、
リョウを雇ったボーイズクラブの経営者、静香ですが、
彼女はリョウと上司と部下の関係以上に、
お互い愛し合っていたと思います。
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しかし静香さんは、この物語で唯一、
リョウとの肉体の交わりを拒んだ女性でした。
やはりクライマックスにその理由が明かされますが、
彼女は元娼婦時代にHIVに感染し、
最後にリョウにお店を託して永遠に姿を消すのです。
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このように悲哀に満ちたストーリーと
ドロドロな性描写とが混濁した作品なのですが、
実際に観賞してみますと、笑える場面もありまして
ことに西岡徳馬さん扮するEDの夫が、
自分の妻と松坂桃李さんとの濡れ場を見て
矢も楯もたまらず股間に手を突っ込み、
松坂さんと同時に激しくぶっ放すシーンは
みごと会場全体が大爆笑と歓声にまみれて、
一気に打ち解けムードになりました。
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すみません。ここからイイ所になりそうなのですが
そろそろ今宵はお時間になりましたので、
これでお開きにしたいと思います。
また次回もぜひ、僕を指名してくださいね。
お待ちしてます♡リョウ
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