かつて三角関係になったことがありました。
と言っても、通常の三角関係とは少し違います。
まずオレが最初にカレを好きになっちゃいます。
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すると自然の成り行きで
いつしかカレに彼女ができます。
ここまではよくあること。
すると彼女はカレのそばにくっついている
オレの存在が気になり始めます。
そして何となくこの人もカレが好きなのだという
直感をもってオレと接するようになります。
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お互いに同じ男を好きになってしまった
彼女とオレは
決して向き合う関係にはなり得ないのだけど
言わば「同志」という絆で結ばれていきます。
「カレって見かけによらず、こーいうとこあるよね。」
「うん、そうそう。そこが結構カワイイんだよな。」
まるでカレを肴にして酒を酌み交わしてるような
彼女とオレ…
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それはあたかもカレを支点として
やじろべえのように絶妙なバランスを保って
左右にぶら下がっている男と女
どちらが重くなっても傾きを変え
衝突を回避しバランスをとろうとする
彼女とオレ…
カレの感知してない所で行われる水面下のやりとり
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もしかしたらオレにとって唯一関われる女性とは
そういう関係にあった人だったかも知れない…
彼女となら上手く渡り合えたのかも…
その彼女から久しぶりにメール
「カレが君に会いたいって…」
相変わらずバランスとろうとしやがって…
と苦笑しちゃいました。
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槙原敬之の「彼女の恋人」って
そういう関係を詠んだ歌ですよね。
昔初めて聴いた時、ごく自然にそう思えました。

いろいろ騒がれちゃってますが
マッキーの残した歌はどれも好きでした。
特に初期のものの方がピュアでいいです。
改めて聴き直したい方はこちらから