かつてOnanieは宗教や倫理上、背徳視され
生殖の目的以外でOnanieに耽けることは
精神的にも有害だと考えられておりました。
自分も中高生だった頃は、
Onanieに漂う淫靡な香りや
事後に襲われる、あの気だるい放心状態に
「ああ、またやっちゃった…」という
後味の悪さを感じていたものでした。
長く続く暗黒の歴史の果てに
現在はOnanieそのものは無害であり
適度なOnanieは、ストレス解消や自尊感情の形成
さらにはうつ病や、性犯罪防止にも有効であると
肯定的な解釈をされるようにもなりました。
またOnanie後の一抹の罪悪感も
「賢者モード」という正当な心理現象と見なされ
Onanieを、人間本来の自然な行為として認める
性教育も行われるようになりました。
ところが最近、Onanieの最中に亡くなる人が
毎年都内で30人以上、全国で300人以上はいる
という記事がまことしやかにネット上に流布し
はたしてこの珍死は、どこまで本当なのか
取り沙汰されています。
中には、宮城県の男子高生が下半身裸の状態で
夥しい精液痕とともに発見され
10数回の行為の末の心臓麻痺という書き込みまで
飛び出し、その真偽が物議をかもしました。
死因は、過剰な興奮や極度の運動量(?)に
心肺停止や脳出血を引き起こすらしいですが、
特異な例では窒息死、感電死というのもあるとか…
「痴情死」と受け取られてしまうゆえに
遺族は故人の醜態を闇に葬り去るそうです。
やっぱりいくら性が解放された時代でも
Onanieは隠匿すべき性癖の一つなんですね。
しかしながら、オナニストの僕にとって、
Onanieは、なくてはならないものであって
特別に性欲の昂ぶりがなくても
人生悲喜こもごもの様々なシーンで
ごく自然に手が触れ心地よい気だるさに身を委ね
いつしか天にも昇るような高揚感に弄ばれ
満を持した絶頂時の恍惚感に至るまで、
つくづく男として生まれてよかったなーと
悦びに満たされるひとときなのです。
Onanieで死ぬとしたら、それはもう「安楽死」です。
思うにOnanieとは、女性や他者と
うまく交われない心弱き男子たちに
神様が与えてくれた処方箋のように思えるのですが
皆さんにとってはいかがでしょうか?