N君が人生の絶望に追い込まれた時に、

自身のセクシャリティもその敗因だったように

言い遺した言葉が、引っかかってしまって…

果たしてゲイは人生に致命的なのでしょうか?

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ただ、僕もまた失意のどん底にあった時に、

自分がゲイだから世間に認めてもらえないのだ

イジメにあうのだ、人にも見下されるのだと、

その災厄を、ゲイのせいにしたと思います。

事実、ゲイは差別の対象にもなりやすく、

ゲイだとバレることが、自分の運命に
とどめをさすような一撃になることを、

ずっと怖れながら、これまで生きてきました。

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けれどもある時、飲み会で
先輩がこう言ってくれたのです。

「理想的な教師ってどんな人だと思う?僕は

 オネエでバイセクシャルがいいと思うんだ。

 オネエなら、子どもにとって
 父性と母性の両方の接し方ができるし、

 バイなら、男子も女子も分け隔てなく
 好きになれるんだから…」

酔いが回っての戯言だったと思うけど

その先輩が僕の特性を見抜いてか
(僕はオネエではないつもりだけど)

LGBTに寛容な発言をしてくれたことに

少し驚いたけど、救われた思いがしました。

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僕は自分にコンプレックスをもっています。

特に今仕事がうまくは行っていないし、
それがもう力の限界かと滅入るばかりです。

僕にとって趣味も特技も、取柄ではなくなり

ちっぽけな自尊心が崩れ落ちる感覚の中で、

最後の砦となったのはセクシャリティでした。

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そうだ、僕は「男を愛せる男」なんだ。

それは普通には備わっていない、僕の長所だ。

ゲイという肩書きは、僕の特技であり、
才能であり、魅力なんだ。

ただ隠しておきたいのは、
それが最終兵器だからだ。

そう思えた時、なんだか、
ふーっと楽になったような気がしました。

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そうだ、ゲイってすばらしい。

ゲイとして生きてきて、
これまで多くのステキな彼らと出会えたことは

僕にとって本当にしあわせなことでした。

ゲイを恥じるのではなく、むしろ誇りとして、

胸を張って生きることがまっとうできたのなら

…心安らかに最期の日を迎えられます。

かっこつけた表現になっちゃいましたが、

これからも自分のセクシャリティを

自分を守る一つの武器として、
大事にしていこうと思います。

2017
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