前世で僕は、お勤めしていました。
「学校」という場所に…
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その頃は全然偉くないくせに
「先生」と呼ばれていました。
もしかしたら今もどこかで(あなたの目の前で?)
何かを教え諭す仕事をしているのかも知れません…
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僕は子どもの時から、教師になりたかったので
その夢をまっしぐらに、かなえました。
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最初の頃は毎日が楽しくて、
それこそ本望にそった生き方でしたが、
いつの頃からか、この世界の
タテマエと本音を使い分けている自分に気づき
本当のことを言えなくなり、
本心を隠して生きるようになりました。

まるで道化役者のように、
笑いとあくせくとした日常に囲まれながら、
どんどん気持ちが離れて、
やがて独りぼっちになっていきました。
自分のやりたいことは、だんだんできなくなり、
やらなければいけないことだけが、
毎日の大部分を占めるようになりました。
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あんなに大好きだった学校なのに、
子どもたちだったのに、
もうやめたい、行きたくないと思いながら、
それでも一日も休まず頑張って学校に通い続けて
ある時、
自分はもうここにはいないことに気がつきました。
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今これを書いているのは学校では言えなかったこと
見せなかった姿で、もう1人の正真正銘の僕です。
「お前、それでも教師か!」と罵声を浴びながら、
じっとこらえ、たたずむしかない
不謹慎者の僕がここにいます。
教師としてではなく、
もう何も隠さない1人の人間として…
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もしもう一度、前世に戻れるのなら
「人はそれぞれ違っていて、みんないいんだ。
 誰にだって長所も短所もあるんだから、
 認め合い許し合っていこう。
 あなたも僕も、もっと自分らしく
 のびのびと生きていこうよ。」
そのことを教えられる人になりたいです…
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いつかまた、
ここから「卒業」する日がくるでしょう。
ここにアルバムだけをのこして…

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