自分がブログを始めたのは
さかのぼれば正確には2012年6月23日でしたから
もうかれこれ12年目になるかと思います。
その間に3度ブログが改変しましたので
今ある「ソラリスの島」は
僕にとって4期目ということになります。
こちらは2020年9月18日に島開きしておりますが
なんとか無事に4年目を迎えるまでに至り
4代のブログの中では初代に次ぐ
最長記録を更新しています。
下の画像はおなじみ第4期「ラシン」の原版
「荒野の洗礼者聖ヨハネ」です。
そんな僕自身のブログ歴の中で
やはり一番衝撃的だったのは
最初のブログが、ある日突然
跡形もなく壊滅してしまったことです。
その後何とか元のブログを復興させようと
急ピッチで立ち上げたのが
2期目のブログでした。
本日はその2期目をスタートしてから
ちょうど1年たった時に書いた記事が見つかり
あの頃の悪戦苦闘をなつかしく語れそうなので
ここに復刻したいと思います。
《第2期「はじめに男ありき」第100話より》
僕が一度死んで、再び生まれ変わってから
今日で1年が過ぎました。
当初は、喪失した悲しみのあまり
自暴自棄な気分から始まった
この「はじめに男ありき」でしたが
今日までに100ほどの物語を書き残すことができました。
ここで改めて、僕の甦生に至る経緯をご紹介します。
2016年2月9日まで僕は「理星人」というネームで
「美しき者よ汝の名は男なり」というタイトルの
約4年間続けて来たアメーバブログがあったのですが、
その日突然、何の予告もないまま姿を消しました。
第1期の「理星人」のアイコン
理由は思い当たると言えば
少々エロい画像を載せたことぐらいですが
僕としては、いたって真面目に
書き綴って来たブログのつもりでした。
その時に自分の書きためた約1000ほどの財産は
跡形もなくすべて消失しました。
当初は路頭に迷い、もうブログなんてやめようかと
すっかり気落ちしていたのですが
お世話になった方々にお礼の言葉も言えぬまま
この世を去るのはいくらなんでも成仏しきれない
もう一度生まれ変わって
ゼロからのスタートをしたいと考え
ここ「ライブドアブログ」の扉を叩いたのです。
新しいブログネームは「黄泉からよみがえった人」
の意をこめて「ヨミト」となり
タイトルは新約聖書の有名な一節
「はじめに言葉ありき」をもじって
「はじめに男ありき」とし
2016年2月12日、再びこの地に舞い戻ったのです。
第2期の「ヨミト」のアイコン
その進化系がこちら
もしあの時に自分があきらめて立ち去っていたら
今の「ヨミト」も「はじめに男ありき」もありませんでした。
けれど、いろいろな方に支えられながら
今日まで生きながらえたことが本当によかったし
最高に幸せな一年でした…ありがとうございます。
けれども逆風もけっこうありました。
仕事柄、自粛や厳戒を求められる
危うさも日に日に増していき
同僚の何人かは罪を問われ職を追われていきました。
今や、自分の立場での表現の自由が
善悪を問われる時代になりました。
しかしもしブログをやめたとして
いったい僕のはけ口はどこに向かうのか?
人は何らかの息抜きやはけ口をもつことで、
現実に耐え、まっとうに生きられるのではないか?
そう考えた時、僕はこのブログが
自分をつなぎとめる最後の砦になると思い
何度もやめようとしたこのブログを
どうにか持ちこたえさせて来ました。
ちなみに下の画像は第3期「倫敦」のアイコン
イギリスの俳優ミッチ・ヒューアー
これからも僕は僕の行けるところまで
歩いていこうと思います。
ひたすら自分の道を突き進むことで
僕の後ろを追いかけて来る誰かの道を
ここに残していけるんじゃないかと思うから…
「思うに希望とは
もともとあるものとも言えぬし
ないものとも言えない。
それは地上の道のようなものである。
もともと地上に道はない。
歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。」
「故郷」(魯迅)より
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